- 【アルバム名】
- GLIDIN’ ALONG (JAZZLAND)
- 【リーダー名】
- BENNIE GREEN (1961/3/9,22)
- 【パーソネル】
- BENNIE GREEN (tb) JOHNNY GRIFFIN (ts) JUNIOR MANCE (p) PAUL CHAMBERS (b)
- LARRY GALES (b) BEN RILEY (ds)
- 【収 録 曲】
- AFRICAN DREAM / SWEET SUCKER / GLIDIN' ALONG / GREEN'S SCENE / MILKSHAKE /
- STARDUST / EXPUBIDENCE
- 【内 容】
- 韓国です。この原稿がUPされる頃、私は韓国にいるハズなんですが、何だかま
るっきり実感がわきませんなぁ。コドモの頃、よく便所にウジ虫は涌いてたんですけど
ね。湯も沸いてました。屋根の上に太陽熱温水器がのっかっていて、夏だと火傷するほ
どチンチンに湯が沸いていました。チンチンだって、いや~ん♪すけべな単語を好んで
調べていたコドモ時代を思い出し、ちょっと国語辞典で「ちんちん」をひいてみたんで
すが、
-
- 1:犬がすわったままで前足を上げ、からだを直立させること。
- 2:(幼児語)陰〇のこと。
- 3:湯があつくわくようす。
-
- とありました。「からだを直立」だって、いや~ん♪ここらあたりの感じを形態的
にとらえて「ちんちん」というコトバがうまれたんでしょうか?で、その次の「幼児語
」うんぬんのところは青少年に与える悪影響を勘案して伏せ字にしておきました。シャ
イな僕にはとてもじゃないけど〇茎なんて書けないのぉ。。。で、「ちんちん」の次に
は「ちんちんかもかも」というコトバが載っておりました。男女の仲のきわめてよいこ
と、だそうです。「仲良きことは美しいこと哉」と武者小路センセイも言っておられま
したが、すなわち「ちんかも」はビューティフルであると。その次には「ちんちんもが
もが」という単語がありました。子供が片足をあげ、他の片足で飛び歩く遊び。けんけ
ん。ちんちん。だそうで。よい子のみんな、今日も元気にお外で「ちんちん」をしよう
!
-
- で、韓国へ行くという実感はわかないんだけど、ウジ虫と湯はよくわいたと。そ
こまで話がすすんでおりました。ちなみに我が家にあった太陽熱温水器は「ユワイター
」という名前でありまして、コドモ心にも「“ひねり”が効いて、よう考えたネーミン
グや。」と感心したものでございました。で、「ユワイター」の横には「鍾馗(しょう
き)さん」というのもありました。うちの家は道路一本挟んだ対面がお寺なんですが、
そのお寺の鬼瓦がこっちを向いていて演技が悪いので、大根役者だねっ。違います。お
寺の鬼瓦がこっちを向いていて縁起が悪いので、それに対抗して「鍾馗さん」を設置す
るのだとか。要は魔よけのようなものですな。魔よけがあったにもかかわらず、鍾馗さ
んってば何の役にも立たずに家が燃えちゃったのか、以前は鍾馗さんがなくって、その
せいで家が燃えちゃったからあわてて鍾馗さんを招聘したのか、その前後関係ははっき
りしませんが、こういう鍾馗さんというようなものは韓国からやってきたものなのでし
ょうかね?と、強引につじつまをあわせてと。で、結局、韓国旅行はなんのオプショナ
ル・ツアーも申し込んでおりません。ま、向こうへいけばなんとかなるやろと。ガイド
ブックを見ていたら「板門店への緊張ツアー」というのもあるらしいですな。基地内で
の昼食付きで5万5000ウォンだそうです。日本円にして、5500円くらい。所要
時間7時間らしいから、けっこうお得ですな。ツアーに参加する時は服装に注意、ジー
ンズやミニスカート、ショートパンツ、サンダルは不可だそうです。北朝鮮の監視兵に
じっと視線を向けたり声をかけたり、まちがっても手をふったりしないこと、だって。
あ~ん、超ミニからちらっとのぞく白いぱんつで北朝鮮の監視兵さんを誘惑しようと思
ったのにぃ。。。という女子高生は参加させてもらえそうもありませんな。千石イエ子
ちゃんの立場はどうなる?もっとも今回は家族同伴じゃないからイエ子ちゃんは来ませ
んが。で、このツアー、なかなか刺激的でよさそうなのぉ♪ではありますが、残念なが
ら平日のみなのだそうで。今回のフリータイムは土日だから諦めざるをえません。あと
、地図を見ていたらソウルの隣に「九里(くり)市」というのがあり、栗好きの僕には
いいカモ?と思ったんですが、名前がクリである以外、これと言って見るべきものもな
さそうなので、やーめたっと。あ、こんなもの書いてる場合じゃないですね。さっさと
子作りに励まないと。って、いや~ん、そんなことしてる場合じゃなくってぇ~。
- さっさと荷造りに励まないと。旅というのはガイドブックなどを見ながらあれこれ
プランを練っているうちはあまり実感がわかないんだけど、いざカバンにパンツを詰め
ると俄然、「旅行なんだぁ~♪」って感じがしてきますよね。「旅はパンツから」とい
うのは毛出し、あ~ん、まる見え~♪じゃなくって、けだし名言だと思います。で、僕
ってばヒトには白いパンツを強要するくせに自分では柄パンを愛用しております。別に
北朝鮮の兵士に見せるわけじゃないんだけどぉ、やっぱりぱんつの柄にはこだわってみ
たいナ♪使い捨て紙パンツはオーストラリアで懲りました。今回はオシャレなトランク
スで行こうと思っております。
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- 本日の厳選3銘柄:ヒョウ柄、蕎麦柄、貝柄
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- ハマグリ柄のぱんつがイイなっ♪
-
- @ さ、無事にパンツのパッキングも終了しました。ジャケ絵はむかーし書いた
手抜きバージョンがあるので、さっさと曲解説をすませて今日はもう寝ちゃいましょう
。で、本日はベニー・グリーンですな。ベニー・グリーンという名前の人にトロンボー
ンを吹く人と“まだ生きてる系”ピアニストの2人がおります。ピアニストのほうのベ
ニー・グリーンは、アンタ、ぜったいスケベやろ?という顔をしたおじさんなんですが
、あまりジャズのことをわかってない店員しかいない小さなレコード屋なんかだと、こ
の2人のアルバムがごっちゃにされている恐れが多分にあります。よく気をつけていな
いと、黒人トロンボーン奏者のベニー・グリーンって、若い頃は白人だったんだねっ♪
という、とんでもない誤解を胸に抱いたままオトナになってしまう恐れがあります。ピ
アニストのビル・エバンスとサックス吹きのビル・エバンスも危ないですな。ヘタする
とケニー・Gとケニー・ギャレットが一緒になっている恐れがあります。ケニー・ギャ
レットぉ?略したらケニー・Gやん。一緒やん。という店員の勝手な判断のなせる技な
んですが、本日論じようとしているのはトロンボーンのベニー・グリーン。地味ですな
ぁ。ブルーノートに何枚かリーダー作があるんですが、一番よく知られているのはタイ
ム盤の『ベニー・グリーン・ウィズ・ソニー・クラーク』でしょう。「クール・ストラ
ッティン」と「ブルー・マイナー」が入っていることで人気になっているわけですが、
かんじんの演奏のほうは何とも垢抜けない感じで。もともとそういうヤツなんですよね
、ベニー・グリーン。ジャズのメインストリームから一歩アシを踏み外してドブに転落
、といったスタンスが感じられます。その意味でグリフィンとジュニア・マンスの参加
したこのジャズランド盤『グライディン・アローン』は彼にとっては異色作と言えるの
ではないでしょうか。んじゃ、1曲目から聴いてみましょう。
-
- 「アフリカン・ドリーム」はグリーンのオリジナル。タイトルほどアフリカの夢
っぽくはなく、アーシーな味わいのベニ・グリらしいナンバーです。ソロはジョニーの
グリちゃん、ベニーのグリちゃん、ジュニアのマンちゃんの順番。豪快なジョニーのグ
リちゃんと、ほのぼのムードのベニーのグリちゃんとのコントラストがよろしい。2曲
目の「スウィート・サッカー」はジョニーのグリちゃんのオリジナル。これまたアーシ
ーなムードがよろしい。3曲目のアルバム・タイトル曲「グライディン・アロング」は
このアルバムに3曲入っているバブス・ゴンザレスのオリジナルのひとつ。これまたア
ーシーなムードですな。これしか書くことないぞ、このアルバム。で、ベニーのグリち
ゃんらしさがもっとも顕著に現れている演奏として、わたくしは「グリーンズ・シーン
」を激しく推奨いたします。バブスのゴンちゃんとベニーのグリちゃんの共作ですな。
おじさん達のコーラスとホーン陣が「コール&レスポンス」するテーマがなんとも「味
」ですなぁ。グリーンの得意技と言えるでしょう。ゴキゲンなテーマに触発されたメン
バー全員がノリにノったアドリブを繰り広げます。なかでもイチバンの聴き物はジュニ
アのマンちゃんですな。祝祭的なジュビレイションに溢れたプレイで私達をトランスの
境地へ誘ってくださいます。いいぞぉ、ジュニ・マン!はい、あと3曲です。あと3曲
の解説を書いて、寝て、そして起きれば、そこはもうビビンバ・パラダイス♪さ、頑張
りましょう。「ミルクセーキ」はジョニーのグリちゃんのオリジナル。
- オロナミンCに生タマゴを入れればオロナミン・セーキだねっ♪ということを思わ
せる快活な演奏で、ジョニーとベニーの両グリちゃんの掛け合いソロが楽しいです。「
スターダスト」は有名なスタンダードですな。ジュニ・マンの綺麗なイントロに続いて
グリーンがワンホーンでテーマを演奏します。スマートさから掛け離れた泥くさい吹き
っぷりがこの人ならでは。最後までじっくり聴いてみたいところですが、そんな暇はあ
りません。スキップして最後の曲へいっちゃいましょう。「エクスプービデンス」はバ
ブスのゴンちゃんの曲。リー・モーガンのアルバムに『エクスプービデント』なんての
がありましたが、素晴らしいっす!という意味のゴンの造語らしいですね。アップ・テ
ンポの演奏で「ぱぱぱかぱ~♪」という呼び掛けに対し「ぺけぺけぺ~♪」と応答する
テーマが面白いです。んで、ここでの聴きモノはグリフィンの豪放磊落ソロでございま
す。やっぱイイすねぇ、“はやいのね”グリちゃん。マンちゃんのピアノ・ソロに続い
て棒チェンくんのウォーキング・ベース・ソロも聴けます。んなことで、今日はおしま
い。
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