1JZエンジン 純正コンピュータ修理品


JZA70全モデル(MT&AT)に対応 


ロムチューンではありません。


2013年1月更新
ECU修理の不思議
現在2台のECU修理をしているのですが、このような流れで作業致しました。
ECU到着後、当店の車両に入れ替えて症状をチェック。
・ECU「A」 軽いハンチング症状 ECU不良の疑いにて各部修理
・ECU「B」 黒煙 カブリ気味 いずれエンスト起こしそうな感じで各部修理
結果
・ECU「A」 同じ症状で特に変化無し・・・(汗)
・ECU「B」 こちらも同じ症状で変化無し・・・(滝汗)
再修理する前に車両のECUをもとの壊れていない物を装着してエンジンスタート
カブリ気味で黒煙を吐く。
・・・なんだこれ?
このECUは壊れていないと核心していたのでそのままアクセルを何度も吹かして
数分後、症状落ち着き通常の動作をするようになった。

ひょっとして・・・?

もう一度、修理済みのECUを装着。
・ECU「A」 通常動作 修理OK!
・ECU「B」 通常動作 修理OK!
と判断。

原因、未だ解明出来ず。
推測1:修理したECUに修理前に起こってた症状「ガソリン噴射量等」の記憶が残っているのかもしれない。
推測2:車両側に修理前の多く噴いてたガソリンが残っていて、燃料多目の状態での噴射のまま学習しているのかも?

今後の対策
修理後、通常動作OKの物はそのまま出荷。
修理後、何か変な症状(修理前と同等の症状)が出た場合、チェック車両のECUを壊れていないのに
装着しなおし通常動作後に再度修理後のECUを入れてチェック。
修理後のECUも通常動作をする場合のみ出荷。

お客様の元に到着後
ひょっとして車両側に残っているガソリン量が多い場合は修理後のECUもまた正常動作しない可能性があります。
しばらく使って頂いて学習しないのであれば・・・何か良い解決方法は・・・
これちょっと不可解な感じで現在ちょっと困惑しております。
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粗悪修理品にご注意下さい。
本日2010年1月7日で仕事始めなのですが、今日だけで粗悪修理品の報告が2件入っております。
いずれも関東圏の某ショップで修理したものらしいのですが、
当店でそのECUを開封して中の状況を調べてみた所、とても修理とは呼べない仕上がりになっていました。
ECU修理はコンデンサを交換するだけでは無いのでそれだけで修理完了とは思わないで下さいませ。
更にコンデンサの極性も逆に装着されていたり、ハンダで基盤を焼いてしまっているパターンも見受けられ、
ハンダ不良の状態で出荷されているものも多く見られます。
当店では既に6年ほどこの修理作業を積み重ねておりますし、そもそもこの不具合を最初に発見し、
いずれノーマルのECUが部品として出荷されない事を想定して取り掛かった事なのです。
オークション等で安物に引っかかったり、粗悪品を掴まされる事が無いようにして下さいませ。
一度人の手が入って不調が起きた場合は、ほとんど修理不可能となりますので、ご注意下さい。

ここ最近で修理出来なかったものは、大抵は先に何か触った形跡があるECUです。
また、ATの変速が上手く動作しないものは修理出来ない可能性があります。
それ以外は6ヶ月の動作補償を付けさせて頂いておりますが、動作補償対象で交換に至った
ECUも今まで通算で3機ほどしかありません。
それだけの自信を持って作業させて頂いております。

粗悪修理品の画像はこのページの一番下に画像を載せます。
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ここからECU修理の内容になります。↓


1JZエンジン用の純正のエンジン・コントロール・コンピュータがここ数年で
よく壊れております。
その原因究明を進め、ようやく修理等が出来るレベルになってまいりました。

症状としましては、
・エンジンの初爆はあるものの、エンジンが掛からない。
・エンジンが掛かっても数分後に止まってしまう。
・アイドリングの回転数がばらつく。
・アイドリング時の回転が2000回転以上まで絶えず上がってしまう。
・マフラーから黒煙を噴く(ガソリン量が多い為)
・エアコンを入れると急にかぶりだし、黒煙が出る。アイドルも不安定になる。
・アイドリングが行ったり来たりする。
・エアコンコンプレッサーへの信号が無い(エアコンパネルのランプが点滅してエアコンが効かない・風は出て来る)


などなどいっぱいありますが、いわゆるエンジンの制御が何かしら出来ていない状態の時、
このコンピュータトラブルを疑う事が増えて来ました。

MAIではコンピュータ内部を点検、洗浄。
場合によっては各部品交換、ケーブルの再接続等にて現在対処しております。

このトラブルは原因が特定出来ず、そのまま車を降りてしまう人もいるくらいのものです。
また、純正の新品部品が既に廃盤となり、製造元のDENSOも修理依頼の受付を一般的には指定ないと言う所に、
更にその恐怖を加速させておりましたが、ほとんどの場合はMAIにて対処出来るようになっております。

修理できない場合は、ロム自体の破損により各信号が正常出なくなった場合、つまり、完璧に故障してしまった時です。


こちらはノーマル下取りが基本となります。
社外品等のECUは下取り不可能な為、現品修理が原則となります。
故障したECUを当店に宅急便にて発送して下さい。
到着後、内部チェック。場合に寄っては当店の車両に装着し症状チェック致します。

修理後はテスターでの導通確認に加え、さらに現車にて動作確認後の発送をさせて頂いております。
発送するECUにはMAI独自に内部にチェックを入れさせて頂きます。


交換する部品の一般的な寿命は約10年ですので、そろそろどの車もこの症状が出てもおかしくはありません。

何かあった場合は、お気軽に問い合わせ下さい。
その症状を聞いてECUの可能性を診断いたします。

現在(2013年)では在庫がほぼありませんので、大抵が現物修理となります。


注意事項
返送の遅れ等が頻発致しましたので現在では先にECUを発送して頂く形を取っております。



また他にも、ご自身で触られた形跡のあるECUも見かけるようになりました。
ECUの基盤修理は決して部品を交換するだけで良いと言う簡単なものではありません。
個人の修理によって逆に故障箇所が増えているものが送られてくる事が増えてきましたので、
今後そのような触った形跡があるECUの修理品も追加料金の対象とさせて頂きます。
また修理出来ない内容になっている場合も多く見られますので、その場合は修理不可とさせて頂きます。
修理に要する期間はおおよそ2〜3週間ほどになります。


また、最近他車の問い合わせも増えておりますが、
基本的に動作確認まで出来る車両は1JZのスープラになります。
1JZ搭載の30ソアラのECU修理も実績はありますが、こちらでは動作確認は出来ません。 (在庫車等で持っておりませんので)
なので、スープラ以外の車種の問い合わせの場合は料金形態も変わりますし、
対応や時間も正確な事が分かりませんのでそちらもあわせてご了承下さい。



80スープラに関して
最近、前期モデルのRZにたまに似たような症状が見られます。
こちらは出来れば今年中に解析したいと思っております。
現在、80ターボ系でお困りの方は、もう少々お時間を下さいませ。



動作保証に関して。
一度、こちらから発送したコンピュータがエンジン制御以外でのトラブルが出たパターンがありました。
そのような経験に基きまして、動作保証をする事にしました。
こちら、発送受け取りから1ヶ月以内に何も連絡が無かった場合は、通常動作をしていると判断させて頂きます。
また、通常使用をしている状況でコンピュータトラブルが起こった場合は、ご購入時から換算して
半年(6ヶ月)以内であれば、無償交換致します。
走行距離の制限は今の所は考えておりません。

また、コンピュータトラブルが起こった際に、
他社に持ち込まれてトラブルシューティング等を施し、修理代が発生した場合の修理代に関しましては
当店では支払いの対象外とさせて頂きますのでご了承下さい。


粗悪修理品の画像です。
関東のKと言うショップの物が圧倒的に多いです。
粗悪修理は電機の知識と技術が無い為にコンデンサの安易な交換と基盤の表向きの洗浄で起こると思います。
交換部品も単に容量のみ合わせるのでは実は意味が無いのです。









一旦このような修理もどきをされて導通させてしまった場合、
再度修理する事は不可能な場合がございます。
安易にネットークション等で安い腕の粗悪修理を掴まされない様にご注意下さい。